江戸を描く錦絵定番の名所、日本橋。奥に一石橋、江戸城、富士を描き、題名の日本橋は、擬宝珠とごったがえす通行人の顔だけで表現している。
画面の両側を占める江戸屈指の呉服屋越後屋と、「寿」の凧、屋根の三角形と相似の富士を用いためでたい構図はとても景気が良い。
定規とぶんまわし(コンパス)を用いて作図したとも言われる、真横からのシンメトリーな橋と、中央から外れてのぞく富士、それを指し示す舟の舳先。趣のある構図。
実際の風景よりもうんと大きく描かれた富士の稜線と、小山のように大きく育ち、長く伸びた枝を持つ名松。肴に宴会する人々。よく整備され庶民に愛された名所であることが伺える。
丘陵地の地形や、鷹匠と農夫、母子などの登場人物の特徴を強調して詰め合わせ、この地の風景をややデフォルメして描き出している。
冨嶽三十六景の中で唯一の雪景色。夜来の雪がやみ、一面の銀世界と雪化粧をした富士を眺める茶屋の人々。三羽の鳥が澄んだ空気を想像させる。
画家ゴッホや作曲家ドビュッシーをも魅了し、世界的に愛されている「神奈川沖波裏」。生きているように躍動する大きな波と、その先に鎮座する富士、船べりにしがみつくだけしか出来ない人々の対比を描いている。
片瀬海岸から見た江の島を自然な景観で描いている。江戸からの旅行者や土産物屋で賑わう様がありのまま表現された一枚
富士を背に鶴の群れが休む水辺は、この地の実景というよりは、伝統的なおめでたい構図に昇華させ描かれた一枚と想像できる。
ごつごつとした岩肌と険しい山頂、空の上から見下ろしたような構図に広がる深い裾野へ落ちる稲光。紋様化された雲を背景に霊峰富士の威厳が表現された作品。
晴れた日の早朝の一瞬、赤く染まる富士への驚き。穏やかな南風の中に立つ悠然とした富士を、滑らかなグラデーションを用いて描いた作品。
強い突風にうろたえる旅人たち、女性の懐から舞い上がる懐紙。混乱する人々に対して、線だけで描かれた静の富士が泰然と眺めている。
デジタル印刷に適した、専用の織物襖紙に、インクジェット印刷で加工した受注製品となります。下記「ご注文書ダウンロード」よりPDFファイルをダウンロード頂き、 必要項目にご記入の上、FAXにてご注文ください。